活動報告NEWS

ゲスト卓話「SDGsについて」

2020年03月02日

第3181回 例 会 記 録 令和3年3月2日(火)

国連の友AP・さばえSDGs推進センター 川口サマンサ氏
カナダ出身で27歳です。見ての通りハーフなどではなく、川口という名字は日本人と結婚してもらったものです。平成23年に高校を卒業して、来日して東京に住んでいた時に国連の友Asia-PacificというNPOに入っていろんな活動をさせて頂いていました。
国連の友Asia-Pacificは何かと言いますと、国連のやっていることを楽しく広げようというのが目標なので、KJCイベントや自治体などと連携して啓発を行っている団体です。国連本部の方でSDGsの推進会議を開いているのですが、2回ニューヨーク本部国連に行かせて頂いて、その時から丹南地区との接点がありました。今は鯖江に移住して来まして去年の10月なので5か月しかたっていないのですが、これからずっと丹南地区に居たいという思いでいます。
SDGsと丹南地区が何の関係があるかと言いますと、前から国連との関係が始まっていまして2008年に国連の友との共催で国際平和映像祭が開かれて、丹南ケーブルの吉田社長がプロデュースしました。
吉田社長が国連本部に行ってチョウドリ事務次長に直接お会いして丹南地区の報告を行って高く評価され、今につながっています。今でも元事務次長のチョウドリとういう方は国連の友の会長で、私がいる鯖江SDGs推進センターという所で活動させて頂いていますが、そこの名誉会長でいます。
SDGsとは?からお話ししますと、国連が定めた17の全世界中の共通の目標になっています。SDGsの誓いとしては、誰ひとり取り残さないとなっています。人類皆のものとなっています。「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」となっています。SDGsの始まりは、2015年に国連の本部のサミットで採択されたものです。その前にMDGs(ミレニアム開発目標)というものがありましたが、開発途上国向けの世界の目標でしたが、それが2000年~2015年までの15年の間に達成しようという目標でしたが、達成出来るところと出来ないところがあったので修正して改善したのがSDGsになっています。SDGsもMDGs同様に15年で達成すべき目標という事で2030年までに達成するのが目標となっています。SDGsの見方や考え方は様々の部分もありますが、大きいのはSDGsの三側面といって「経済、社会、環境」の3つを調和させないとSDGsの17の目標の達成は不可能だと言われています。SDGsはどういう事をするかというと、世界の目標ではありますが世界が抱えている様々な課題に取り組んで次世代が住み続けられる世の中を作って行こうというのがSDGsです。好循環を作っていくのがSDGsです。「人間が豊かな生活を送って、そこから平和に繋がります。」手を取り合って、協力し合わないといけないという事です。
武生ロータリークラブの活動もSDGsです。結構あてはまる事が多いと思います。
「みんなの食堂」の支援活動はSDGsに間接的につながっています。パートナーシップという所と飢餓を無くそうという事も当てはまります。後は健康です。皆を支援することで健康につながります。もう一つは「まちづくり」です。「まちづくり」全体が入っていまして、まちで活動してのまちの絆、強い市民との信頼関係を作っていく事が良いと思います。もう一つは、「ピノキオさんへのおもちゃ寄贈」です。パートナーシップにも入り大変良い事です。木を使う事で環境にもつながり、まちづくり全体にもつながりますし、教育と健康にもつながります。
SDGsは地球の貯金だと思っています。地球の資源は限られています、SDGsに取り組む事によって資源を保つことが出来ます。自分達の未来への投資だと思いSDGsに取り組む事が良いと思います。